アレクサンダー・テクニーク
姿勢が変わる・からだが変わる・生き方が変わる
(W.バーロウ 著 伊東博 訳)
を読み始めました。
アレクサンダー・テクニークの本は「文字が小さくて訳書でよみづらい」
というイメージを持ってしまって、
手を出しては、続かずを繰り返していました。
実は、ミツヴァ・テクニックの創始者ネヘミアは、
アレクサンダー・テクニーク(AT)のインストラクターとして
研究を続ける中で、
ATをよりシンプルに発展させた独自のメソッドを考案しました。
それがミツヴァ・テクニックです。
この本のまえ書きがとてもわかり易いと感じ、
今なら読めるという気がして読み始めました。
アレクサンダー・テクニークは、
オーストラリア出身の舞台俳優アレクサンダー(1869-1955)が
創始者。
自身の声がでなくなってしまった。医者にもわからないその原因を、
自らを観察することで、
"声を出すときの体の誤った使い方"であると、突き止め自分で矯正。
それを全体の調整法、健康法、姿勢術として編み出した。
あたま、頸、脊椎などを中心とする「からだの使い方」の調整によって
健康に有害な緊張の習慣を取り除いていくもの、とのこと。
このまえがきで私にとって一番ぴんときたのは、
『どんな動作のときも「上の方に」伸びる感じでいると、
体が楽になり「誤用」を防げる。』
というところです。
私の母は、去年大腿骨を骨折して現在「リハビリ」中です。
胸を落とし視線をやや下げて歩く癖があり、気になっていました。
そこで、歩くときに頭に母が愛用している、動物の形のだきまくらを載せている
イメージで歩いてみてもらいました。
すると、目線は前になるのは勿論、首の楽度が増すのです。
私自身もこうすると、まさに、本にあるように「上の方に」伸びる感じが
でると思います。首の縮こまろうとする習慣に対して上にふわっと伸びる。
このため、首がフリーになる感覚です。
どなたでも同じようにイメージができるのか試してみる考えです。
とともに、自身の日常生活においても実験中です。
『自分のからだの感じについて気づく
自分の状態に気づいていない人も多い。
からだの「誤用」が習慣となり意識されなくなってしまう。』
これもその通りですよね。
もともとがどうであったか、
もうわからなくなってしまっているんですよね。
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